「私と別れても、逍ちゃんはきっと大丈夫ね」そう言って日和子は笑う、くすくすと。笑うことと泣くことは似ているから。結婚して十年、子供はいない。繊細で透明な文体が切り取る夫婦の情景―幸福と呼びたいような静かな日常、ふいによぎる影。何かが起こる予感をはらみつつ、かぎりなく美しく、少し怖い十四の物語が展開する。
(「BOOK」データベースより)
東北新幹線
買い食い
マミーカー
旅
シール
膜
煙草
テニスコート
結婚式
箱
夜
ゴルフと遊園地
足枷
熊とモーツァルト
(「BOOK」データベースより)